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就職にも転職にも資格を持っていた方が有利、と、就職対策として色々な資格試験にチャレンジする人がいます。 知識も考え方も広がり、また資格を取ることで自分に自信も持てるようになるでしょう。
この不景気のあおりで会社をリストラされた人が、再就職活動のかたわら資格勉強に励んでいる話もよく聞きます。
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また、会社に籍がありリストラの話も出てはいないが、会社の先行きを不安に感じて自ら転職をするつもりで資格取得を目指している人もいます。 さて、実際に資格を取得することが再就職や起業にどれくらい有利に働くのでしょうか。
まず会得しておかなくてはいけないのは、医師や弁護士、公認会計士などの国家試験以外の資格は、自分が勉強をする機会を得るためのものであって、それで生計を立てていける気質のものではないということです。 色々な資格があり、専門的な知識があると認められるものもありますが、比較的容易に取得できる資格が、よい収入を得るための有利な要件となるわけもありません。 結局のところ、資格があれば食べていけるのではなく、自分の力で食べていくしかないのです。
しかしながら退職後にやりたい仕事が明瞭で、そのために必要な資格であるというならこの限りではありません。 自分の進みたい職種に向かい、到達するための手段として資格取得があることが大切です。 資格マニアと呼ばれ趣味のように色々な資格をとっていくことは、再就職に向けての意味のある対策とは中々言い難いでしょう。
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